2015年9月24日木曜日

無線LANであくせく

姉妹校で無線LANの環境を改善したいとの相談がありました。接続する台数が増えると接続が切れたりして不安定になるとのこと。

調べてみると、一般家庭向けのアクセスポイントを設置しているとのことでした。一般家庭向けのアクセスポイントの場合、同時に接続できる機器の数が10台前後の物が多く、多くの機器が接続要求すると、接続できない、切断されてしまう、というような現象がおきてしまいます。また、使用していたチャンネルが2.4Ghz帯であり、学校周辺の多くのアクセスポイントとの間で電波干渉も起こしているようでした。


 






こんな電波塔や、





















こんな電波塔を使うわけにもいきません。












ということで、今回は業務用のアクセスポイントを調達して、同時接続数の制限を緩和することと、5GHz帯のチャンネルを使うことで、電波干渉の影響を少なくすることを計画しました。

今回は3フロア、9教室の無線LAN環境の改善を目指します。教室の面積や配置、使用する人数の最大値などを考慮し、1フロア当たり5チャンネル分のアクセスポイントの設置を計画しました。普通に業務用のアクセスポイントを新品で購入すると結構な金額になるので今回は中古で調達します。もとの価格の1/30程度で調達できました。最新のプロトコルには対応していませんが、バックボーンの通信速度や使用方法などを考えると、11aで十分対応できそうです。初めての機器なので、少しドキドキ、とてもワクワクしています。